8月21日〜9月5日より、人間国宝の能楽師である津村禮次郎が率いるチームのさるのヨーロッパ世界遺産公演ツアーが始まった。フランスのブザンソン、スウェーデンのコペンハーゲン、スペインのバルセロナの3カ国で2週間にわたり、4回の公演が行われ、メンバー全員がハードなスケジュールに挑んだ。しかし、各メンバーのプロ意識と現地ボランティアのサポートにより、すべての公演会は完璧に成功した。
ブザンソンやコペンハーゲンとは異なり、バルセロナでの公演は、音楽監督渋谷牧人による作曲した「環〜TORUS」の上演に加え、鈴木羊子作曲、渋谷牧人編曲の「光の泉〜ガウディに捧げる」も演奏された。サグラダファミリア地下聖堂のオルガンで演奏を行い、生演奏の楽器による素晴らしい音楽が聴衆にお贈りした。
サグラダ・ファミリアでの公演チケットは発売後わずか3週間で完売したことが分かった。この日本の伝統芸術と西洋音楽を融合した独特な音楽の視聴は、ヨーロッパの人々にとって貴重な体験であり、当日には多くの人々が訪れた。
地下聖堂の席数は普段100席程度だが、今回は予想を上回る230人が来場した。立ち見の観客もいるほどの盛況ぶりで、ボランティアの協力により多くな臨時席が設置された。
開演前には在バルセロナ日本国総領事館の佐藤総領事やサグラダファミリアの神父から歓迎の言葉が送られ、公演後には満場一致の拍手が鳴り響いた。公演会のビデオ撮影は弊社が担当し、公演の様子を記録した。
Youtubeチャネル: @nosarujapan
- メイキングオブ 公演会全体の予告編
- インタビュー 一部メンバーへのインタビューと公演会の振り返り
- 光の泉〜Fuente de luz 公演会前半となる音楽作品 鈴木羊子作曲、渋谷牧人編曲
- 環〜TORUS 公演会後半となる音楽作品 渋谷牧人作曲
チームのさるは文化芸術の国際交流チームであり、日本の伝統芸能である能と音楽のコラボレーションを軸に、文化芸術に秘められた可能性を追求する。伝統の継承と発信のみならず、現代性をキーワードに新たな価値を創造する。彼らの活動に興味がある方は、Facebookの公式ページをご覧ください。
公演完了後の打ち上げ(メンバー 一部)
撮影者(Photographer) Shangjie Ding, Haoran Hu
編集者(Editorial Director)Shangjie Ding