世界最大級モバイル展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2023」が2月27日から3月2日にかけて、スペインのバルセロナ市で開催された。主催者の移動体通信業界団体GSMAの発表によると、MWC2023では202カ国・地域、2,400社を超える企業が出展し、来場者数は約8万8,500人で、MWC2022の約6万1,000人を大きく上回った。English
MWC 2023 の会場内・会場外
場所は毎年フィラ・グラン・ビアで開催され、敷地面積は24万平方メートルで、8つのホールで構成される。中国大手企業である華為技術(ファーウェイ)はホール 1にまとめて出展された。コンシューマー向けの展示と、B2B向けの展示はブースが分かれて、MWC中で最大級のブースを構えている。コンシューマー向けの展示は一般公開され、MWCの入場券を持つ方は自由に出入りできる。一方、B2B向けの展示はファーウェイと予約取れたお客様のみ入場が許可され、一般公開されてない。来場者が企業や政府の幹部級らが多く占めている。
ファーウェイのコンシューマー向け展示ブース
中国移動、中国聯通、中国電信、ファーウェイ、中興通訊(ZTE)、オッポ(OPPO)、シャオミ(Xiaomi)などの中国企業が出展し、特にファーウェイは「GLOMO(グローバル・モバイル)アワード」が発表した8つのメディアアワードを受賞し、スマートウェアラブルにおけるイノベーションが話題になった。楽天モバイルも日系企業の代表として、複数のアワードを受賞した。
楽天モバイルの展示ブース
イベント初日には、スペイン国王フェリペ6世や、スペイン首相ペドロ・サンチェス、さらに日中の駐スペイン大使らが参加し、彼らの出席に高い注目が集められた。
ZTEの一般展示ブース・記者会見
MWC2023は3月2日に無事終了し、来年もさらなる出展者や参加者が期待されている。
撮影者(Photographer) Shangjie Ding, Haoran Hu
編集者(Editorial Director)Shangjie Ding